高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅2.(現状の数と将来推移)とは
高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅2.(現状の数と将来推移)の概要
高齢者の施設の説明11.サービス付き高齢者向け住宅2.(現状の数と将来推移)について説明させて頂きます。
高齢者施設についてというページで各高齢者住宅・施設の説明をしていますが、説明不足の点もありますので、ひとつひとつ詳細を説明したいと思います。
※高齢者施設・住宅
高齢者施設・住宅というと、多くの方が特別養護老人ホームと、有料老人ホームを思い浮かべると思います。しかし実際には、下記の表の通り多くの種類があります。今回はその中でもご存じない方も多いと思います『サービス付き高齢者向け住宅2.(現状の数と将来推移)』について詳しく説明します。
介護保険3施設 | 公的な低額施設・住宅 | 民間運営施設 |
①特別養護老人ホーム | ④養護老人ホーム | ⑨グループホーム |
②介護老人保健施設 | ⑤軽費老人ホーム(A型・B型) | ⑩有料老人ホーム |
③介護療養型医療施設 | ⑥都市型軽費老人ホーム | ※⑪サービス付き高齢者向け住宅 |
⑦ケアハウス | ||
⑧シルバーハウジング | ||
サービス付き高齢者向け住宅2.(現状の数と将来推移)の説明
※概要
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)のイメージをハード面、ソフト面からしっかり掴んでください。
現状の数と将来推移は、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の数は、2013年2月末時点で10万戸です。将来は100万戸になることが予定されています。
<はじめに>
現在サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)がどれだけあって、今後どう展開していくかを説明しようと思います。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、2013年2月末時点での以下の件数が登録されています。
※サービス付き高齢者向け住宅
(2013年2月28日時点 サービス付き高齢者向け住宅情報提供システムHPより)
・登録件数 3,143件
・総登録戸数 100,925戸
これだけ見てもピンとこないと思いますので、有料老人ホームと特別養護老人ホームと比べてみます。
※有料老人ホームの施設数
(2011年7月1日時点 厚生労働省老健局高齢者支援課調べより)
・施設数 6,244件
・定員数 271,286名
※特別養護老人ホーム
(2011年1月時点 社団法人不動産協会<高齢時代の住宅のあり方に関する研究>より)
・施設数 6,638件
・定員数 562,777名
【参考情報】
※高齢者(65歳以上)の人口
(2012年9月時点 参照:総務省統計局・政策統括官・統括研修所より)
・人口 3,074 万人
・総人口に占める割合 24.1 %
まとめ
こうして見ると、まだまだサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は有料老人ホームや特別養護老人ホームに比べて圧倒的に少ないです。しかし、政府は特別養護老人ホームの施設不足をサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で補おうとしています。(助成金や税制メリットを設けて促進しています→後日説明します)
民主党政権の時には2025年までに60万戸にするという整備目標を掲げていました。そして安倍政権に変わり社会保障のインフラ基盤として、URや公社の既存施設をサービス付き高齢者向け住宅への改修・建て替えを含め、目標を100万戸に増大させるといったことも視野に入ってきたそうです。
今後はサービス付き高齢者向け住宅が圧倒的に増えてきます。サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は様々な形態が認められているためしっかりとして理解が必要となってきます。
このブログを通して理解していただけると幸いです。